養育費の特別費用とは?
特別費用とは、通常の養育費に含まれない、突発的に必要になる大きな支出のことです。
日々の生活費や学校の授業料といった「基本的な費用」以外に、子どもが成長する過程でどうしても発生する大きな費用に対応するために、特別費用が必要になります。
特別費用の具体例
特別費用に該当するものには、以下のようなものがあります。
医療費
病気やケガの治療費、特に保険でカバーできない手術や長期間の入院、専門的な治療にかかる費用。
教育費
私立学校の授業料や入学金、塾や習い事の費用。さらに、大学進学や留学の費用も該当します。
特別な学校イベントの費用
修学旅行、留学、部活動の遠征や合宿など、普段の生活とは別に発生する一時的な支出。
予期しないその他の費用
例えば、突然の引っ越しや事故などで必要になる支出など、日常生活では予想できない出費です。
養育費の特別費用はどう決められる?
養育費算定表では、基本的な生活費や教育費がカバーされますが、これに含まれない特別費用については、両親が話し合いのもとで取り決めることが重要です。
裁判所を通して正式に決めることも可能ですが、多くの場合は、具体的な支出が発生した時に、その都度話し合って決めることが一般的です。
特別費用を分担する方法
特別費用を分担する際は、両親の収入や生活状況を考慮して、公平に負担するようにします。
例えば、収入が多い親が多めに支払う、または、それぞれの収入割合に応じて費用を分けるなど、状況に応じて話し合いましょう。
両親が協力し、子どもの健やかな成長を支えるため、話し合いを通じて適切に負担を分け合うことが大切です。
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